医師が勧める「ネガティブな考え方を止める方法」 マイナス思考な作者が楽になれた実体験漫画に反響

認知の歪みと向き合おう。

» 2020年09月14日 20時00分 公開
[林美由紀ねとらぼ]

 ネガティブな考え方に陥りがちだった作者が、とある方法を実践し楽になった実体験漫画「マイナス思考が酷かった私がカウンセリングで教えてもらった、辛い気持ちを止める方法」が参考になります。作者はあい茶(@jyudenkireta)さん。


マイナス思考が酷かった私がカウンセリングで教えてもらった、辛い気持ちを止める方法09 ネガティブな思考を自分で変えようと思ったお話

 かつてのあい茶さんは物事をネガティブに考えがちな性格でした。それが原因で人間関係を壊したり、悪いことを考え出すと眠れなくなったり、このままでは鬱になると感じたあい茶さんは、考え方を変えようと決心します。


マイナス思考が酷かった私がカウンセリングで教えてもらった、辛い気持ちを止める方法01

マイナス思考が酷かった私がカウンセリングで教えてもらった、辛い気持ちを止める方法02

マイナス思考が酷かった私がカウンセリングで教えてもらった、辛い気持ちを止める方法03

 何冊か本を読んで原因を推察しますがなかなか改善に至らず、ついに医師のカウンセリングを受けてみることに。その担当医が勧めてくれた方法が「認知行動療法」のワークでした。


マイナス思考が酷かった私がカウンセリングで教えてもらった、辛い気持ちを止める方法04

マイナス思考が酷かった私がカウンセリングで教えてもらった、辛い気持ちを止める方法05

 認知行動療法とは、「考え方(認知)の歪みにはたらきかける」「自分の行動をコントロールする」という2つの柱から成る治療方法。あい茶さんには毎日さまざまな宿題が出されました。

 漫画では中でも最も改善を感じたワークを紹介しています。それは、ネガティブな思考に陥ったとき、「(1)客観的事実」「(2)感じたこと」をそれぞれ紙に書き記し、一呼吸置いてから見直して「(3)別人になったつもりで反論を書く」という方法でした。

 認知に歪みが生じていると、出来事をネガティブに捉えてしまい、結果として負の感情が生じてしまいます。客観的な事実だけを書き記すことで、自分の認知を見つめようという試みです。


マイナス思考が酷かった私がカウンセリングで教えてもらった、辛い気持ちを止める方法06

マイナス思考が酷かった私がカウンセリングで教えてもらった、辛い気持ちを止める方法07

 例えば当時のあい茶さんは「1日家でダラダラして何もしなかった」という客観的事実(1)に対し、「私はダメ人間だ」と感じてしまいます(2)。しかし、後者の「私はダメ人間だ」は自分がそう思っているだけであり、決して事実でも真実でもないのです。

 医師は「こういう事実があった。私はこう思った。でも、絶対ではない」と思えることが第一歩なのだと説明します。


マイナス思考が酷かった私がカウンセリングで教えてもらった、辛い気持ちを止める方法08

 このワークを続けるうちに、あい茶さんはネガティブな考え方に心の中で自然と反論し、ネガティブな思考をストップできるようになりました。漫画はこの方法を勧めると同時に、「無理せず周りの人に相談したりプロに頼ったりしてみてくださいね」とつづっています。

 読者からは「俺の場合もノートにひたすら自分の感情を書き綴り絵に描きそれを見たり読んだりして自分と向き合ってました。その甲斐あって今は気にしないスキルMAXで生きてます」「部活が大変でストレス発散にナチュラルにこのワークやってました…wだから自分はポジティブになったかもしれないです…笑」「ネガティブ止まらないのは無理矢理ポジティブにしてたからかもしれないな と思えました」と共感のコメントが集まっています。

 あい茶(@jyudenkireta)さんは、自身のnoteを中心に漫画を公開しています。タヌキの置物に似ているという夫との日々を描いたエッセイ漫画「たぬやまんが」や、新卒でIT企業に就職した体験をもとにした「偽装キラキラ女子」を連載中です。

画像提供:あい茶(@jyudenkireta)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  2. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  3. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  4. /nl/articles/2404/25/news043.jpg 娘の給食の献立表を見たら…… 正体不明の“謎の料理名”が「これはわからんw」と話題に その意外な正体に納得!
  5. /nl/articles/2404/25/news129.jpg プロ野球チップスでまた“不良品”流出 伊藤大海「176m」表記に続き…… カルビー謝罪「深くお詫び」
  6. /nl/articles/2404/24/news018.jpg 1年半ケージに引きこもっていたシャーシャー猫が、ある夜布団に入ってきて…… 感涙の行動に「まるで別猫」「こんな日が来るなんて」
  7. /nl/articles/2404/24/news017.jpg メルカリで300円の紙モノセットを買ってみたら…… 出品者のあたたかな心遣いに「利益は考えていないんでしょうね」「見ててわくわくします」
  8. /nl/articles/2404/23/news185.jpg 子どもに高級キーボードのパーツを捨てられた → 公式の“先読みしすぎた対応”が話題「そういうこともあろうかと」
  9. /nl/articles/2401/18/news015.jpg 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  10. /nl/articles/2404/22/news124.jpg ダイソー「マルチ万能ほうき」が家事ラクの救世主 名前負け知らずの便利さに「これやばっ!!」「220円に驚き」の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」