「今年の新語2016」で堂々第2位 「エモい」ってどういう意味?:ねっと用語知ったかぶり
エモはエモーションのエ!(ドレミの歌風に)
» 2016年12月11日 14時52分 公開
[ねとらぼ]
たまに見かけるネット用語を、勝手に知ったかぶりで解説する「ねっと用語知ったかぶり」。今回は三省堂「今年の新語2016」で惜しくも2位となった「エモい」をご紹介します。
【エモい(えも−い)】
エモいとは、感情が高まって強く訴えかける心の動きを表す形容詞で、英語の「emotion」が形容詞化したものです。一般に使われ始めたのはごく最近ですが、音楽シーンでは以前から使われていました。
音楽シーンにおける「エモ」とは、パンクロックの一種である「エモーショナル・ハードコア」の略称。エモーショナル・ハードコアは、メロディアスな音楽に感情的な歌詞をのせたロックミュージックで、ここから派生して激情的・感動的な音楽を「エモい」と表現しています。
現在「エモい」は、音楽にとどまらず、感動的な事柄や寂しさ、懐かしさなど、漠然とした感情表現に使われています。「今年の新語2016」の選評では、「エモい」=「あはれ(古語)」説を唱えており(関連記事)、「エモい」が感情表現として柔軟に使える言葉であることを表しています。
【使い方例】
例1:この曲、よく聴いてた。めっちゃエモいよね。
例2:紅葉が終わった冬の山はエモい。
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