ヒプマイコミカライズ「解釈違い」騒動、クラスタが動揺した“5つのびっくりポイント”(3/3 ページ)
こんな世界だと思ってた
最後におまけとして、この1年クラスタたちの間でふんわりと広がっていた「こういう世界なんじゃないかな、ヒプマイって」「TDDの結成秘話ってこんな感じなんじゃないかな」予想について私なりに考えてみた。決してこうあってほしかった! ということではなく、なんとなくみんなそう思ってたんじゃないかなという話なので、どうか怒らないで聞いてほしい。
――時はH歴。日本社会は女性のみが特権を握る独裁政治がなされていた。男性は生産能力のない存在とされ、雇用面をはじめさまざまな格差があるうえ税金も高額と抑圧されている。だが! そんな社会で男性が唯一女性に勝るものとして持ちえる能力がヒプノシスマイクによるラップ!! 男性たちは、女性のみが優遇され自分たちが冷遇される世の中を変えるためラップの能力を磨き続けている。
ここで主人公・山田一郎が登場。一郎は荒廃したイケブクロの街で不良としてその名を轟かせているが、ひとたび家に帰れば弟思いの優しい男子高校生である。3人は両親に先立たれており、貧しいながらも幸せな日々を過ごしていた。
ある日路地裏で、いつもように不良をのした一郎の前に現れたのは、不思議なオーラを放つ3人組。「わぁ〜☆ 本当に強いんだねぇ!」「……あんたら、誰だよ?俺とやろうってのか?」「あ〜! 暴力は禁止、メッだよ!」「チッ、用事がないなら行かせてもらうぜ」去ろうとする一郎の肩を叩き、長身長髪の男が取り出したのはヒプノシスマイクだった!
「これ……まさか……!」「君も男ならラップできるだろう?」「テメェのその拳、マイクに持ち替えてみねぇか?」「僕ら4人で、チームになろうよ!」そして始まるフリースタイルラップ!はじめて体験するヒプノシスマイクの威力にすっかり圧倒された一郎! 結成されるTDD! 彼らがなぜ解散して2年後の世界へとつながっていくのか……待て! 次回!!!
……結成への流れはともかく、舞台設定としてはこのようなイメージだった方も多かったのではないだろうか。少なくとも私はこういう世界を想定していた。
そのため今回のもろもろのびっくりポイント群に「え、えぇ〜〜〜っ!?」と度肝を抜かれ、「解釈違い」の4文字がトレンドに入り続ける事態が発生したと予想する。供給が少ない中、ヒプマイというコンテンツを集団で解釈しまくるうちにできた像が大きすぎたのかもしれない。
そういった具合で、心臓に悪いと思っていたBattle Seasonが終わるや否やあんなことやこんなことが起こり、さらに心臓に悪い状態になっている。だがこんな感じでブンブン振り回され、心を揺さぶられるのも個人的には嫌いじゃない……などといった余裕は推しの新情報が出た途端になくなる可能性もあるものの、現時点では「今を生きてる!」といった心地がして気持ちがよい。
爆竹100万個入りスーパーびっくり箱カーニバルことヒプマイ、彼らの行く末を沼の底から見届けたいと思う。現場からは以上だ。
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