連載
» 2020年03月09日 17時30分 公開

母親から虐待を受け続けてきた相談者が訴える「母は人をふたり殺しているんです」!? 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)

[北村ヂン,ねとらぼ]
前のページへ 1|2       

 その内ひとりは、相談者の祖父だ。

 母親が、病院で危篤状態になっていた祖父と「あん時は楽しかったな」「あん時の酒は美味かったな」なんて思い出話をしていた際、いきなり「ほーらお酒だよ、飲みな」と酒を飲ませたという。

 「それが直接の原因ではないんですけど、でもだいぶダメージですよね?」

 「……うーん、そこはちょっとよく分からないけど。そのすぐ後で亡くなっちゃったの?」

 「もちろんです。だって危篤状態でいつ逝ってもおかしくないっていうような状態だったから」

 コレで「殺した」と言っちゃうのはちょっと大げさな感じもするけど……。シチュエーションによっては、最期に好きなお酒を飲ませてあげるほっこりエピソードと言えないこともない。

 とにかくこの件で母親の兄弟も激怒しているため、老後の面倒は見てくれそうになさそうだ。

 「私をひどい目に遭わせた母親に対して、母親が万が一動けなくなって、介護をしなきゃいけない時の私の心構えということろでしょうか。私自身も闇に飲み込まれると言いますか……。そうしたくないけど、とてもじゃないけど優しくなんて考えられないんですね」

お母さんは死んだと思いなさい!

 この日の回答者は、三石メソード主宰で作家・翻訳家の三石由起子。おなじみのキツイ口調でまくしたてる。

 「介護って、万が一の時? しちゃいけないよアナタは。自分で分かってるわけだよね。傷付けちゃうかもしれない」「分かってる人っていうのは接触しちゃいけないのよ」

 要は「介護するな」の一言で終わってしまう相談なわけだが、今後、面倒ごとに巻き込まれないように「分籍届」を出すようにアドバイスした。

 「20歳になったら独立した戸籍を持てますから。区役所に行ってね、分籍したいっていうことを言うと、アナタひとりだけの戸籍ができますから」

 戸籍をキッチリ分けたところで、最後は感情的な話になってきそうなので、どの程度拘束力があるのかは微妙だが、ひとまず手続きをしておいて損はないだろう。

 「強い気持ちで拒否しなさい、イヤですと。嫌いな人と暮らしてはいけません」「アナタはもう『母は死にました』がいいと思う。お母さん、死んだと思いなさい」

 「死んだと思ったつもりですけど……」

 「思ってないから心配になってるんじゃん、アンタ。もう死んだとホントに思わなくちゃダメ!」「誰か(母親のことを)言ってきた時に『え、生きてたんですか!?』と驚くくらいじゃないと」

 中途半端に仏心を出して介護を引き受け、その結果、虐待事件を起こしてしまったのではお互いに不幸。徹底的に無視する親切というのもあるだろう。

 しかし縁を切って以降、母親からもまったく連絡がないというのに、どうして相談者は突然「介護することになったらどうしよう!?」なんて悩み出してしまったのだろうか?

 この母親がヤバイのは間違いないものの、相談者の“若干盛りがち”に思える話しぶりから、ちょっと思い込みが強そうな印象を受けた。

 祖父に酒を飲ませたことで「殺した」と言っちゃうのはさすがにオーバーじゃないだろうか。「ふたり殺した」もうひとりのエピソードも聞いてみたかったところだ。

これまでの「テレフォン人生相談」

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2201/20/news011.jpg 飼い主の指をしゃぶりたい保護子猫、大声で激おこ→「満足です……Zzz」 別猫のようなビフォーアフターがかわいい
  2. /nl/articles/2201/20/news094.jpg 「今日もぐんぐんグルトは買えませんでした」 “雪に埋もれた自販機”を1カ月間観測し続けた道民に注目集まる
  3. /nl/articles/1902/28/news005.jpg 「お前やってることは法律に引っかかってんだよ!」 コインハイブ事件、神奈川県警がすごむ取り調べ音声を入手
  4. /nl/articles/2201/20/news012.jpg 守りたい小さな背中の保護子猫が、5カ月後…… ずんぐりむっくりに成長したビフォーアフターに感動
  5. /nl/articles/2201/20/news010.jpg 「猫はコタツで丸くなるんですか?」「いいえ、雪道を猛ダッシュします」 兄姉犬と元気に散歩する猫がかわいい
  6. /nl/articles/2201/19/news025.jpg 「ペレットはお付けしますか?」 ハンバーグの注文でよく分からず「食後で」頼んでしまう4コマがシュール
  7. /nl/articles/2201/20/news154.jpg 「2人ともスタイルが流石!」「現役可愛い」 高島礼子&とよた真帆、デパ地下で遭遇した“50代美女”ショットに反響
  8. /nl/articles/2201/19/news024.jpg 昔出会った不思議な小学生、10数年前ぶりに家を訪れ「ゾクリッ」 実話怪談漫画の結末が不気味
  9. /nl/articles/2201/20/news079.jpg 3日ぶりに再会した子猫とハスキー、愛が爆発し…… 熱烈歓迎がとまらない子猫と諦めて受け入れるワンコが尊い
  10. /nl/articles/2201/20/news026.jpg 【漫画】「男の子の双子です」と言うと……「お家ボロボロにされるわよぉ」 アドバイスに戦慄するママに体験談集まる

先週の総合アクセスTOP10

  1. 勝手に「サービス終了ゲーム総選挙」をやったら6700票も集まってしまったので結果を発表します 2位の「ディバインゲート」を抑えて1位に輝いたのは……
  2. ママとの散歩中、田んぼにポチャンした柴犬さんが帰宅後…… パパに一生懸命アクシデントを報告する姿がいとおしい
  3. “26歳年の差婚”の菊池瑠々、第4子妊娠を発表「もう、とにかくうれしいです!」 年上の夫も満面の笑み
  4. 桐谷美玲、隠し撮りに「絶対ヤバい顔」 “ほぼ半目”な不意打ち写真に「100点満点に可愛い」と全力フォローの声
  5. 村田充、3匹目の愛犬の存在明かす 神田沙也加さんから引き取ったブルーザーとは「数日で仲良くなりまして」
  6. 三浦孝太、母・りさ子誕生日に“家族4ショット”でお祝い キングカズも笑顔の写真に「家族が1番!」
  7. バレー日本代表の清水邦広の再婚に盟友・福澤達哉さん「相手は私ではございません」 元妻は中島美嘉
  8. 「駅の待合室をバケモンが占領している」→“謎の生き物”の正体について大分県立美術館に話を聞いた
  9. 滝沢カレン、倖田來未の“バックダンサー”になりすまし 感極まって「人一人洗えるくらい泣きました」
  10. 宮崎駿愛用の「電動消しゴム」が故障 → サクラクレパス公式が倉庫の奥から発掘 Twitterが繋いだ温かな展開が話題に

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「どん兵衛」新CMに星野源が復活も衝撃の新展開 “どんぎつね”吉岡里帆の正体明かされ「完全なホラー案件」「狂気を感じる」
  2. ハラミちゃん、“公称145センチ”も本当の身長にゴチメンバー驚き 「デカイっていわれるのが嫌になっちゃって……」
  3. 西川史子、退院を報告 「生きていて良かったと思っていない」と告白も、力強い現在の心境明かす「私は医師です」
  4. 「もうアヒル口」「美人確定ですね!」 板野友美、生後2カ月娘の“顔出しショット”にみんなメロメロ
  5. 「気ぃ狂いそう」 木下優樹菜、生配信中止で“涙のおわび動画” やらかしたスタッフに「生きてたらミスぐらいする」
  6. 東大王・鈴木光、“お別れの笑顔”で司法試験合格を報告「本当にありがとうございました」 SNS閉鎖に涙のエール続々
  7. 「こんな普通に現れるの?!」「バレそうで心配」 倖田來未、駅のホームに“普通に並ぶ”姿にファン驚き
  8. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」「どストレートに餅で笑った」と称賛集まる
  9. 第1子妊娠のすみれ、母・松原千明と2年ぶりに涙の再会 「やっとママに会えました」と感動的な親子ショット公開
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」