あぁ懐かしの「いい旅チャレンジ20000km」 令和のデジタル環境で国鉄時代の濃いアナログゲームやってみたやすこーんの「くらしの鉄道」(1/4 ページ)

「あの頃」にマジ参戦していた達人の皆さんをお呼びして、いざ! ……ホントにできるのか?

» 2020年06月24日 19時00分 公開
[やすこーんねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
いい旅チャレンジ20000km 筆者が入手したエポック社のボードゲーム「いい旅チャレンジ20,000km」

 「いい旅チャレンジ20,000km」。

 そう聞いて郷愁を感じる世代とそうでもない世代は「50歳前後」で分かれるところでしょうか。これは、かつて日本国有鉄道(国鉄)が行っていたキャンペーンです。

 いい旅チャレンジ20,000kmは、242線区(約2万キロ)あった国鉄全線の完全乗車(完乗)を目指すもの。つまり乗りつぶしゲームですね。1980年から10年間、国鉄が分割民営化され、JRグループになった年をまたいで実施されていました。

いい旅チャレンジ20000km 国鉄が実施していた「いい旅チャレンジ20,000km」公式ルールブックの「ときめきの踏破パスポートブック」(画像提供:瀬端さん)
いい旅チャレンジ20000km パスポートブックに記録しておけるようになっていた(画像提供:瀬端さん)

 参加するには、まず1線区を踏破(走破ではなく、踏破と呼ばれた)した証拠に、その路線の起点および終着駅の駅名と、自分が写っている写真を事務局に送付します。すると「チャレンジカード」と呼ばれる会員証が発行されました。

いい旅チャレンジ20000km いい旅チャレンジ20,000kmの「チャレンジカード」(画像提供:栗原さん)

 踏破した数によって、豪華な賞品がもらえました。トランプやタオル、オルゴールやレールで作った文鎮など。今の私だったら、賞品ほしさに乗りつぶしていたと思います。

 キャンペーンのタイアップに当時の富士写真フイルムが関わったこともあり、8ミリカメラや映写機などの副賞もあったとか。

いい旅チャレンジ20000km 30線区踏破記念商品のレール文鎮(画像提供:瀬端さん)
いい旅チャレンジ20000km 踏破記念賞品のタオル(画像提供:齋藤さん)
いい旅チャレンジ20000km 踏破記念賞品のオルゴール(フタ部分のみ)(画像提供:齋藤さん)

あの時代は「家族の距離が密接な時代」でもあった

 先日、SNSで「いい旅チャレンジ20,000kmに参加した人いる?」と聞いたところ、次々に手が上がりました。

 当時、小学生だった方が多く、皆さん「証拠写真の撮影」に苦労していた様子です。まずカメラを手に入れるのが大変で、さらに1人で巡っていれば、誰かに写真を撮ってもらわなければなりません。なるべく優しそうなお姉さんに声をかけた、などのコメントもありました。

 その上、苦労して撮ってもらった写真が現像したらピンボケだったり、駅名が入ってなかったりしたら……。その時の嘆きようは、想像に難くありません。

 もし撮ってもらったのが親ならば、八つ当たりもしたことでしょう。テレビの前で、カセットデッキ片手に録音しようと息を潜めてスタンバイしていたのに、「ご飯だよ!」と呼ばれて台無し……。その感覚と近いものがあります。今思えば不便かもしれませんが、家族の距離が密接な時代でもありました。

 密を避けてのステイホームの期間中、どうやら暇を持て余して断捨離に励んだ方が多かったようで、私はネットオークションで、気になっていたボードゲームを手に入れました。

いい旅チャレンジ20000km 筆者が入手したエポック社「いい旅チャレンジ20,000km」のボードゲーム

 いい旅チャレンジ20,000kmのボードゲームは、当時のキャンペーンに合わせて発売された日本一周旅行ゲーム。バンダイとエポック社から出ており、入手したのはエポック社版のものです。

 実際のチャレンジ20,000kmと同様、一番多くの路線を踏破してポイントを稼いだ人が勝ち。鉄道歴まだ13年めの私は当時参加していませんが、このキャンペーンのきっかけになった、宮脇俊三さんの著書「時刻表2万キロ」は読んでいたので、興味はありました。

いい旅チャレンジ20000km 宮脇俊三著「時刻表2万キロ」(筆者所有の文庫版)
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」