予想の5倍を超える大ヒット中! 話題の「JR貨物コンテナ弁当」とは?
貨物列車のコンテナに入っているわくわくの駅弁! “JR貨物公認”ですよー。







【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。
JR線のホームで電車を待っていると、通過列車への注意喚起が行われることがあります。しばらくすると、大きな音を立ててやって来るのは、コンテナ貨車をつないだ長い貨物列車。「このレールは全国各地とつながっているんだなぁ」と感じさせられる瞬間です。そんな貨物列車のコンテナを弁当容器に見立てたユニークな駅弁が、大きな話題を呼んでいます。お店の方も予想を超える反響にビックリしているという新作をいただいてみました。
国鉄時代からの青と白の塗り分けが目を引く電気機関車。昭和50年代、東京〜九州間のブルートレインの先頭に立っていた時期もあり、中高年にとってはなじみの機関車かも知れません。世代交代が進んだいまは、数を減らしながらも貨物列車などでお目にかかることができます。私たちが乗ることはできない列車ですが、宅配便や生鮮野菜、雑誌など、暮らしに身近なものも、じつは貨物列車で運ばれています。
いまの貨物列車は、ほとんどがコンテナ輸送となっています。そんな「貨物列車のコンテナ」をモチーフにした駅弁が令和4(2022)年元日に誕生。さっそく、大きな話題を呼んでいます。その名も、「JR貨物コンテナ弁当」(1420円)。神戸を拠点に駅弁を製造する淡路屋が、約2年をかけ、初めての“JR貨物公認”の駅弁を開発しました。第1弾として地元名物を“積載”した神戸のすきやき編が、現在販売されています。
【おしながき】
- 味付けご飯
- すきやき煮(牛肉、玉ねぎ、糸こんにゃく、豆腐、白菜、ねぎ、椎茸、人参)
手に取ると、ズシリと重みを感じる「JR貨物コンテナ弁当」。丁寧に再現されたえんじ色のコンテナの上蓋を開けると、中蓋があって伸縮式の箸が封入されています。その中蓋を外すと、淡路屋自慢のすきやきご飯が登場しました。甘めに味付けされた牛肉、玉ねぎ、白菜、糸こん、豆腐、ねぎ、椎茸、人参など定番のすきやきがしっかりと味わえます。でも、ふと目を手元にやると、自分が手にしているのはコンテナ。この非日常感がたまりません。
淡路屋によると、コンテナ弁当の開発に当たっては、できるだけ細かく再現したいと思い、量産化等との狭間で葛藤があり、発売までにおよそ2年を要したと言います。しかし、その苦労もあって、買い求めた方からは「再現性が高く、作りが細かい」といった声も多いそう。加えて「容器欲しさで買ったけれど、中身が想像以上に美味しかった」という声も届いており、外見の奇抜さと中身の堅実さが、予想の5倍を上回る売れ行きにつながっているようです。
銀色の機関車にけん引された貨物列車がやって来ることもあります。かつて、寝台特急「カシオペア」や「北斗星」(上野〜札幌間)などで活躍した機関車はいま、関西と東北を結ぶ日本海縦貫線の貨物列車の先頭に立っています。貨物列車をよく見ると、えんじ色だけでなく、さまざまな色のコンテナがあることに気が付きます。弁当の中身もカラーも今後、いろいろな夢が広がっていきそうな予感がする「JR貨物コンテナ弁当」です。
(初出:2022年2月14日)
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/
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