女子鉄アナウンサー久野知美さんと振り返る「2019年の乗り鉄話題ベスト10」月刊乗り鉄話題(2019年12月特別編)(1/3 ページ)

ムフフ〜今回はいつもよりウッキウキ。皆さん、2019年はどんな乗り鉄を楽しみましたかー?

» 2019年12月30日 16時00分 公開
[杉山淳一ねとらぼ]
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 2019年もわずかとなりました。皆さん、今年はどんな乗り鉄を楽しみましたか? 本連載「月刊乗り鉄話題」では、北は北海道「ながまれ海峡号」から南は徳島県と高知県を結ぶ「DMV」まで紹介しました。

 個人的にはもう少し先の福岡で地下鉄に乗っていますが、あれは乗り鉄ではなく用事だったなあ。あ、往復は飛行機でして、JAL国内線の最新鋭機「エアバスA350」(関連記事)に乗ったんです。あれスゴいです。全席に大型モニターが付いていて、コクピット視点と垂直尾翼からの視点をずっと眺められるんですよそれでね……。

 おっと、2019年最後までこの連載は脱線気味ですね。ゴメンナサイ。

 今回は超特別編! 女子鉄アナウンサーの久野知美さんをお迎えしまして「久野さんと振り返る2019年乗り鉄話題ベスト10」をお届けいたします。

photo 先日発売した「京急ファンと大研究読本」が好評の久野知美さん

 まずは10位から4位をどうぞ!

【10位】「梅小路京都西駅が開業」と「横浜駅大改装」

杉山 「梅小路京都西駅」は京都鉄道博物館や京都水族館の最寄り駅として、2019年3月16日に開業した駅です。いやー待ってました。だって、京都鉄道博物館って京都駅から離れていて、歩いて20分以上かかります。それだけ歩いて、さらに博物館内も歩いたら痩せちゃう。いやむしろ痩せろ、いやいや膝が持たないって。

 ちなみにバス路線でも行けます。しかし、やっぱり電車で行けたら便利!! 11月に行ってきました。らくちんでした。梅小路京都西駅ありがとう。

photo 2019年3月16日に開業した「梅小路京都西駅」

久野さん 横浜駅はサグラダ・ファミリアだ、なんて言われながら、ようやく1つの時代が終焉(しゅうえん)を迎え、新たな時代に突入! という感じですね。

杉山 そうなんです。横浜駅地下の中央自由通路と相鉄ジョイナスをフラットに結ぶ地下通路が2019年12月7日に使用開始されました。今まではいったん地上に出て、またすぐ降りなくちゃ行けなかった。「馬の背」なんて呼ばれていたそうです。それが解消されました。

 この工事に先駆けて、横浜駅西口はJRタワーとつながる空間に吹き抜けのある「アトリウム」が完成し、駅の入口から横須賀線電車が見通せるステキ空間になっています。

【9位】「北海道新幹線」がスピードアップ

杉山 2019年3月のダイヤ改正で、青函トンネル内の北海道新幹線の速度が時速140キロから時速160キロに引き上げられました。その結果、東京〜新函館北斗間でついに4時間を切る「はやぶさ」が走り始めました。

photo 東京〜新函館北斗間で4時間を切る「はやぶさ」が登場

 この「4時間」はとても大事なキーワードです。新幹線と航空機のシェアが拮抗する境界が、鉄道の所要時間4時間です。つまり、4時間を切れば飛行機に勝てる! というわけで、新幹線はどれも主要駅間を4時間以内にすべくがんばっているわけです。

 4時間切りの「はやぶさ5号」に早速乗りました(関連記事)が、速さを実感しようと思ったら乗り心地が良くて寝ちゃった。台無し。

久野さん 東京から函館に向かう1番列車に乗車して、FM NACK5の番組で急きょレポートを入れたのがもう3年前になるだなんて……! 実は、チケットが運良くとれたことを聞きつけたスタッフさんに「せっかくなら中継してよ」と言われました(笑)。

 あの青函トンネルを、新幹線が通っただけでも感動だったのに念願の4時間切り! また函館に行きたいなぁ……道南いさりび鉄道の、漁火の車窓に癒されたい!!

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【8位】梅田が「大阪梅田駅」に、関西エリアで駅名大量変更

杉山 阪急電鉄は2019年10月1日に3つの駅名を変更しました。梅田は「大阪梅田」に、河原町は「京都河原町」に、石橋は「石橋阪大前」になりました。

 合わせて阪神電鉄も梅田を「大阪梅田」にしました。あそこは大阪ではなくて梅田が正解とか、阪急梅田、阪神梅田のほうが分かりやすいのに、など意見が飛び交いました(関連記事)

photo 阪急の梅田駅は「大阪梅田駅」に変わった

 伝統より分かりやすさを優先する駅名変更が増えてきましたね。そういえば「近鉄難波」から「大阪難波」の変更からもう10年も経ちました。

久野さん 時代の移り変わりを感じました。

杉山 あら、しんみりしちゃった。

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