徹底考察「名探偵コナン 黒鉄の魚影」 コナンファンが語り尽くす5つのポイント【ネタバレあり】:赤いシャムネコ・将来の終わりが語る(2/7 ページ)
終わり キールはCIAから黒ずくめの組織に潜入しているスパイ。何度かノック(スパイ)だと疑われていて、かつては一緒に潜入していた父親・イーサン本堂が命を賭けて彼女を助けましたが、組織に対して赤井の死を偽装した「赤と黒のクラッシュ」編や、映画「純黒の悪夢(ナイトメア)」の冒頭で疑いを向けられていました。
コナン=新一ということは確信がないはずだけど事情を察してはいるので、今回で灰原=シェリーということは気付いたかもしれない。本作はキールが組織の内側から灰原を助けようとめちゃくちゃ頑張っています。
シャム キールは基本的に善側の人間なので、被害者が出ないように動いている。たぶん灰原のことも、コナンと関係なくとも逃がそうとしたはず。ウォッカ&ピンガが灰原をさらったあと、探偵バッジを隠し持たせてくれたのもキールだよね。
地味にびっくりしたのが、潜水艦の中の組織モブメンバーたち。黒い服を着てないから、彼らは組織の人間じゃなくて協力者ってことですかね?
終わり Spotify「アニゾーン」での立川監督の話を聞くと、どうやら彼らも組織の末端構成員だそうです。組織のモブがあのように出てくることは今までほとんどなかったので、新鮮でした。
シャム なるほど。ファンサービスという意味で言及しておきたいのは、安室と赤井のやりとりですね。すげえなと思ったのは、「その声は安室、いや、降谷零くんかな」と言ったあとで、「バーボン」とも呼ぶ。もう全部の名前を使い分けて呼ぶわけ!
終わり 「ライ」「バーボン」の呼びかけは本当にやばい。あの瞬間、左右の観客から同時に「ひっ」と押し殺した悲鳴が漏れてた。しかもこのシーンは青山原画(原作者・青山剛昌先生が原画で参加しているカット。劇場版コナンのお決まりとなっており、ファンが注目するポイントのひとつ)で、完全にファンを殺しに来ています。喧嘩している知り合い同士を仲介してるみたいなコナンくんの絵も面白かったです。
シャム 一応、原作でも近いやり取りはあるんですけどね。85巻でも電話越しに会話をしている。
終わり 今回はうまく話せてよかったですね(笑)。劇場版コナンにおいて、赤井と安室の扱いは本当に難しい。彼らは作中でも最強クラスなので、どんな事件があろうとあいつらがいればなんとかなっちゃう。下手にやりすぎると主役になっちゃうキャラなんですよね。物語の盛り上がりを作るには、あまり彼らを動かしすぎてもいけないし、でも活躍しなさすぎるのもよくない。
今回も、安室はバーボンとして作戦を実行する――つまりコナンの敵サイドにいるが、灰原の誘拐には関わらない。物語の後半は、どうやら降谷として他の事件に参加しているようで、コナンに情報は流すけれど現地にはいません。赤井も灰原救出には関わらず、潜水艦狙撃だけに集中する。
シャム 映ってないとこで、赤井は在日米軍と一生懸命交渉してたんですよ! でも今回はふたりとも、おいしいとこをちゃんと持っていって、いいあんばいの活躍だったんじゃないかなと思いました。
特に赤井は、シーンとしてはフィーチャー作品の24作目「緋色の弾丸」よりもかっこよかったんじゃないかなと思ったくらいでした。赤井とジンは因縁の相手なわけです。ヘリコプターから潜水艦を狙う赤井と、潜水艦の中にいて赤井を認識はしていないジン。ふたりの視線が合うことはないけど、演出としては両者交錯するような意図で描かれている。そこに重なる赤井の「沈め」という一言。シビれました。
終わり 予告でジンも「沈めてやるよ……黒鉄色の船底にな」とシビれるポエムを披露しますが、本編でこのセリフをいうときのジンが沈めたがっていたのは、シェリーではなくクソシステム。赤井にいいとこ取られちゃってますね。
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