INDEX
タイミングがずれると出ないタイヤ
こだわったタイヤの昇降は、開発でも特に苦労した部分だ。内部の歯車の位置が少しずれるだけで、うまく出てこない。品質基準の試験などもあり、強度や安全性の確保にも手間がかかったという。
レールの上り坂では、滑らかな走行ができないこともあった。試作ではタイヤの硬さを何パターンも変えてグリップが効くかを確かめ、レールのギザギザの形も数種類試して、かみ合わせを確認したという。

advertisement
傾けるほど走らなくなる
同じくらい苦労したのが、カーブで機体を傾け、旋回する様子を再現することだ。試作の途中では傾きが物足りなかったが、強めると今度は抵抗が増えてうまく走らない。
「スムーズに走ることと、本物の場面が浮かぶくらい大きく傾けること。この両立に苦労した」と鈴木氏は振り返る。

advertisement
あえてスピードを遅く
走行スピードは、通常のプラレールより意図的に遅くしている。速いとコースがすぐに終わり、タイヤが出る瞬間や機体が傾く瞬間もあっという間に過ぎてしまうからだ。小さな子どもでも、見どころをゆっくり楽しめるようにした。

