やりすぎは良くないね! Facebook「いいね!」のベスト頻度/タイミングを知りたい:モテ機 Vol.43
Facebookで「いいね!」押してますか? 「いいね!」ってスゴい発明だと思うけれど、問題もはらんでいるみたい。
ソーシャルメディア全盛期の今、Facebookに関する「問題」は増えている。まさに「ソーシャル疲れ」という言葉がそれを表しているではないか。本来は楽しいはずのソーシャルを使って、むしろくたくたに疲れたり、ストレスをためたりと大変なことになっている。モテ機でも代表的なソーシャルメディアであるFacebookをウォッチしていきたいと思う、今回は「いいね!」に焦点を当てる。
しばらく会っていない相手に突然「いいね!」するのは効果的
まず大きな問題になるのが「いいね!」する頻度。筆者の周りの女子に意見を聞いてみた。「すべての投稿に対して『いいね!』してくるオジサンがいて困惑している。正直、気持ち悪い。しかも友達ではなくて、地元に帰ったときに、ちょっと立ち寄ることのあるお店のオジサン。見張られている感がイヤだ」と話すのは都内の大学に通う女子大生。それにしても「すべての投稿に対して『いいね!』」という、一種の「ファン感」、言ってしまえば「追いかけている感」が強烈だ。しかも、その子の投稿は1日に3〜4個あり、なかなか更新頻度が高いというのに。常にその子の個別ページを開いているか、更新の通知が来るように「親しい友達」として登録しているか、という感じなのだろうけど。
ほかの女子に理想の「いいね!」頻度を聞いてみると「3日に1回くらい」「たまに突然『いいね!』くれる人がいると、最近全然会ってないのに見ていてくれているんだとうれしくなる!」「めったに『いいね!』をくれない人から反応があると意識しちゃうかも」「ストーカーっぽくなければOK」といった回答も。つまり、やりすぎは禁物だということ。「いいね!」はされすぎると、脅威に変わるということを覚えておいてほしい。いくら好きな相手で、心から「いいね!」したくても、たまには見守るだけのポジションでいるのも悪くない。
最初に「いいね!」した人は感謝されるらしい
ベストな頻度に続いて、ベストなタイミングについても知りたい。女子はどんなタイミングに「いいね!」されるとうれしいのか。都内のIT企業で働く女子に聞いてみた。「『これは自信作!』と思って少し長い文を投稿したときに、なかなか誰からも『いいね!』してもらえなくてヘコんでたら、突然『いいね!』くれた人がいたんです。それからはほかの人も『いいね!』してくるようになりました。はじめの一歩(?)になるような『いいね!』をしてくれると最高」らしい。
確かにパッと見、複雑なテーマについて書かれてありそうな投稿は、一瞬で分かる写真と違って瞬時に「いいね!」しにくいし、読む前にまず「長い」という理由でためらってしまう。1人が「いいね!」していれば、読む価値があるのだなと分かる。そういった点で「いいね!」は1つの判断材料となる。「『いいね!』がないまま時間がたつと、みんなのフィードに現れにくくなるので、誰か『いいね!』してほしいと思うときがある。そのときにサッと『いいね!』が来るとラッキーって感じ。感謝しちゃう」と話す女子も。最初の「いいね!」を押す人になりたい。
上司を親しい友達に登録して「いいね!」する女子も……
最後に「いいね!」に関するイヤなエピソードについて聞いてみた。「今になって上司がFacebookにハマり始めちゃって……」と話すのは都内のメーカーに勤務する女子。ネット上の悩み相談でもよく見かけるが、自分の投稿に対してリアクションしないと、「俺のFacebook見てくれたー?」とパワハラまがいの言葉で責めてくるのだとか。それはうっとうしい! とはいえ、一応上司なので「アンタのFacebookなんてつまらないので見てません。飲んでいる様子とかネコの写真くらいしか投稿されてないじゃないですか。あれのどこに有益な情報があるんですか?」などと反論はできない。渋々上司を「親しい友達(親しくない! というか「友達」ではない!)」に登録して、通知が来たら義理で「いいね!」を押しているのだとか。あぁ、大変……。上司を「親しい友達」に登録までしている姿が、切なすぎて泣ける。リアルに親しい友達を押しやって唐突に差し込まれる上司の投稿……これこそ「いいね!」の生んだ悲劇だ。「上司がFacebookに飽きてくれることを望んでます」と彼女は話していた。そうなると「いいね!」。
これからもFacebookは使われ続けるだろう。さらにユーザーも増えていく。「いいね!」を正しく理解してくれる人が増えると「いいね!」だよなぁと考えながら、今回は筆を置きたいと思う。
※編集部注:筆者の経験と周辺取材を基にしているため、適切な頻度かつ適切なタイミングで「いいね!」したからといって、すべての男子がモテるとは言い切れません。
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