松阪駅・新竹商店「牛肉のそぼろ煮」(1300円)〜我が家のごはんを「駅弁屋さんの味」でひと工夫!
毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! きょうは松阪駅・新竹商店「牛肉のそぼろ煮」(1300円)です。
【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2020年4月15日)
世の中がどんな厳しい状況になっても、時刻通りに走り続けるJRの定期列車。
とくにローカル線沿線の方にとっては、列車の音は「時計代わり」の方もいると思います。
東海エリアで育った私も中学生のころ、「7時20分の列車が下ったら学校」と決めていました。
「いつもの列車が、いつもの時刻に来る」
何気ないことが、じつは、とてもホッとすることなんですよね。
家でご飯を食べる機会が多くなると、いつものご飯にも飽きてくることでしょう。
そんなときこそ、「駅弁屋さんの味」でひと工夫してみたいもの。
松阪駅弁「新竹商店」では、駅弁のおかずとしても使われている自家製の「牛肉のそぼろ煮」(1300円)を販売しており、「通信販売」も全国に対応しています。
パッケージには、尾鷲行の旧型客車を前に、立ち売りする売り子さんの姿がありますね。
「新竹商店」が、昔ながらの方法で黒毛和牛を炊き上げたという「牛肉のそぼろ煮」。
生姜を効かせて、佃煮風に仕上げられているので、封を開けると、もういい香りです。
未開封なら、賞味期限まで1ヵ月ほど余裕があるのも有難いところ。
冷えている場合は、レンジで再加熱すると、ツヤツヤ光って、一層いい風味になります。
原材料が、黒毛和牛・醤油・砂糖・生姜のみで、添加物無しというのも見事です。
私もさっそく白飯を用意して、「牛肉のそぼろ煮」を“ごはんの友”にいただきます。
ホントに、これが白いご飯に合う!
駅弁ですと、その日のうちに食べ切る必要がありますが、日持ちのする「牛肉のそぼろ煮」なら、いく日も続けて、家族とシェアして、駅弁屋さんの味を楽しむことができます。
姉妹品「牛肉のしぐれ煮」(1300円)もあり、しぐれ・そぼろセットなら2500円とお得です。
「いつもの列車がいつも通り走る」ように、いま、何気なくいただく「家での食事」が、改めてホッとするひとときとなっています。
だからこそ、少しずつアレンジして、充実させることがとても大事です。
いつもの白いご飯に「駅弁屋さんの味」を加えれば、それはもう、立派な非日常!
大変なときだからこそ、1食1食のご飯をじっくり味わっていただきたいものです。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/
松阪駅「松阪名物黒毛和牛 うま〜いどん丼」
松阪駅「元祖特撰牛肉弁当(鳥羽のキハ5828)」
松阪駅「松阪名物黒毛和牛 モー太郎弁当」
和歌山駅「熊野牛の巻寿し」
和歌山駅「めはり寿司」
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和歌山駅「熊野牛弁当」
沼津駅「静岡風便り 春めぐり」
伊東駅「五目ちらし寿し」
熱海駅「静岡いいところ弁当」
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