じりじりと次世代機が幅をきかせ出した2007年:ITmedia +D Gamesアクセスランキングから2007年を振り返る(2/2 ページ)
今年も残り少なくなりました。学生の方々は冬休みを満喫していますか? 社会人の方は冬のボーナスの使い道は決まりましたか? 恒例のアクセスランキングから、最後に1年を振り返ってみたいと思います。
2007年7月
7月は「E3 Media & Business Summit」が開催されました。規模が縮小されてしまった今年は、完全に北米向けのイベントとなったようですが、E3前に開催される各ハードメーカーのカンファレンスでは、Wii Fitや新型PSPといった新ネタも飛び出しました。ITmedia +D Gamesの読者の方はハード関係のネタに引かれるのか、PSP関連の記事が3本もランキングに入っているのは特徴的かと思います。
ところで「E3 Media & Business Summit」ですが、来年は2006年と同じロサンゼルスコンベンションセンターでの開催となるものの、同様に小規模のビジネストレードショーとなる模様です(関連記事参照)。
2007年8月
+D Games Monthly Access Top10
2007年8月
8月のトップは、新型のPSP-2000紹介記事でした。PSP-1000より薄くて軽くなったPSP-2000ですが、カラーバリエーションの多さも加えて、9月の発売直後からは品薄が続いたところもあったようです。ただ、クリスマスイブを含んだこの3連休に量販店へ行きましたが、PSPは各色販売されていましたので、ひとまず落ち着いたというところでしょうか。
2007年9月
+D Games Monthly Access Top10
2007年9月
さて9月です。9月末には「東京ゲームショウ2007」が開催されたので、幕張メッセに足を運んだ方もいるでしょう。今年の東京ゲームショウは、ビジネスデイが1日増えて4日間の開催となりました。わたしたちの立場からいうと、期間が長くなったおかげで、新しいゲームに十分触れることもできましたし、落ち着いて取材ができたような印象があります。ただ来場者数は思ったほど伸びず、2006年よりもわずかに増加の19万3040人。2008年の概要はまだ発表になっていませんが、引き続き4日間の開催となるのでしょうか。
2007年10月
+D Games Monthly Access Top10
2007年10月
秋になると、本格的な年末商戦がスタートします。そんな中で飛び込んできたのが、現行モデルの価格引き下げと、別バージョンのプレイステーション 3発売決定というニュースでした。プレイステーション 2との互換性を捨て、思い切って価格を下げた「CECHH0」シリーズは、新たに“セラミック・ホワイト”というカラーバリエーションも投入されるなど、戦略的なモデルとなりました。ITmedia +D Gamesで実施しているクイックポールアンケートでは、前モデルの60Gバイトバージョンを購入するというユーザーが多かったようですが、新型のCECHH0シリーズも好調に販売を伸ばしているようです。
2007年11月
そして11月。新型プレイステーション 3が発売になりました。これまでの月間ランキングでも上位に入っていた「真・三國無双5」と合わせて購入する人が多かったようです。
そんな中で意外にも? トップを取ったのはPSPソフト「勇者のくせになまいきだ。」。名前からしても「なんだこのソフトは?」という強烈な印象を持ったタイトルですが、ソニー・コンピュータエンタテインメントからはこのほか「PATAPON(パタポン)」や「echochrome 無限回廊(仮)」といった、“いかにもSCEらしい”というタイトルが最近目につくようになりました。個人的にはこういった“ほかでは出せないソフト”をどんどんと出していただきたいと思っています。
+D Games Monthly Access Top10
2007年12月
そして今月分ですが、12月20日の段階での集計となっています。最後にも顔を出したのはやはり“ガンダム”でした。「この冬遊びたいゲーム特集」は、8月以降に紹介したレビュー記事を再編成してお届けしています。おもしろそうなゲームを見つける一助となれば幸いです。
駆け足で1年を振り返ってみましたが、読者の方には印象に残ったタイトルはありますでしょうか。昨年発売だった「Wii Sports」や「はじめてのWii」といったタイトルを除いて、今年発売されたソフトでミリオンセラー、もしくはそれに手が届きそうなタイトルを挙げてみると、「モンスターハンター ポータブル2nd」や「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊」、「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」、「マリオパーティDS」など、いずれも携帯ゲーム機向けタイトルが目立ちます。累計販売台数が2000万台を超えたといわれるニンテンドーDSでは、単純計算で20人に1人が購入すれば100万本達成(まあそんな簡単な話ではないのは当然ですが)。つまり“今では100万本売れる素地があるのは携帯ゲーム機だけ”ということなんでしょうか。ただし振り返ってきたように、プレイステーション 3やXbox 360向けのソフトもそれなりの健闘をしており、じわじわと勢力を拡大しつつあります。
来年は、1月末に「大乱闘スマッシュブラザーズX」という、速攻でミリオンが見えているようなタイトルも控えていますし、「モンスターハンター ポータブル2nd G」も3月には発売。そしてPS3のビッグタイトル「メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」が4月以降の2008年度第1四半期に登場します。来年はどのようなゲームで楽しく遊ぶことができるのでしょうか。
今年1年、ITmedia +D Gamesをご覧いただきありがとうございました。来年もまたよろしくお願いいたします。よいお年を。
関連キーワード
プレイステーション 3 | ガンダム | PSP | ニンテンドーDS | ガンダム無双 | 次世代 | Xbox 360 | ドラゴンクエスト | E3 | スクウェア・エニックス | Wii | FFXI | ファイナルファンタジー | 独身男性の物語 | システムソフトウェア アップデート | シムシティ | お姉チャンバラ | モンスターハンター | 真・三國無双 | SQUARE ENIX PARTY | 鉄拳 | 東京ゲームショウ | Wii Fit | エースコンバット | Halo | 一騎当千 | 塊魂 | リネージュII | マリオ | メタルギア | みんなのGOLF | NAMCO BANDAI EDITOR'S DAY | 任天堂 | シャア専用 | ポケットモンスター | プレイステーション 2 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ソウルキャリバー | ヴァナ・ディール | バーチャルコンソール | 次世代ワールドホビーフェア
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ITmedia +D Games 2006 Access Top 30:次世代機ではなくニンテンドーDSの年だった2006年
今年はニンテンドーDS Liteの発売で春を迎え、次世代機のそろい踏みでゲーム業界の地殻変動が話題となった年でした。皆様のゲームライフはいかがでしたか? 今年を振り返りつつ、年間トップ30を発表!