■和田社長が語るスクウェア・エニックスの未来像
■2004年5月11日更新
日本のみならず,世界中の注目を集めるスクウェア・エニックス。
今回の発表会で同社の和田社長はいくつかのタイトルを公開するとともに,コンテンツの未来像と同社の現状と目指す方向についても触れている。
まず,同社のコンテンツについては「品質にこだわって作っていくことはもちろん,新しいジャンルにも厚みを持たせてきている」と語る。
確かに,FFXIIに見られる最先端の映像美にとどまらず,「FFVII BEFORE CRISIS」のような携帯電話へのコンテンツ提供,鋼の錬金術師に見られるアニメ&ゲーム化への展開など,以前にも比べてコンテンツが多彩になっていることは明らかだ。
Network is Game Everything does Game
では,同社が目指す方向とは何か? 和田社長はAIやCGの進化を例にあげ,それらの技術が「ゲームを通して大きく成長してきた」と語る。
では,現在著しい伸びを見せる技術とは何か? それが通信技術であることは間違いない。同社は「FFXI」というオンラインゲームで現在に至るまで好調な運営を維持しており,さらには「Ever QuestII」についても日本国内での運営を正式に発表していることは既報の通りだ。
そして,前述したさまざまなハードへのコンテンツ……つまり,ネットワークによる「高品質なコミュニティサービスを提供」し,コミュニティサービスでトップに立つこと,さらに多種多彩なユーザーがアクセスできるコンテンツの創造,そして「あらゆる端末でゲームを楽しめる」――これこそが和田社長の考えるスクウェア・エニックスの目指している方向と言えるだろう。
・S0FTBANK GAMES INDEX
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