■日本発売も考慮に! 「ガングリフォン」詳細&インタビュー
■2004年5月16日更新
今回のE3における発表直後から,熱心なファンの間で爆発的に期待感が盛り上がっている「ガングリフォン」シリーズ最新作。Xbox用ソフトとして新たに生まれ変わったその詳細に迫ってみよう。
基本的なゲーム内容は,人型高軌道兵器 HIGH-MACS(High-Mobility Armored Combat System)に搭乗し,戦場での激しい戦いを体験していくという,シリーズでお馴染のもの。
しかし,Xbox単体でのシングル・マルチプレイ,そしてXboxLiveでのオンラインプレイまでもが可能となっている。リリースによると,プレイヤー同士でチームを組んで戦うことができる模様だ。
ビジュアル面に目を移すと,兵器の精密なモデリングは従来どおりなうえ,画面の高解像度化やエフェクトの追加により,乾いた戦場の雰囲気が増しているのが印象的。コクピット・後方からの視点で,緊張感ある戦いが堪能できそうだ。
なお,現地E3会場で,テクモのプロデューサー山口 英久氏(下写真・左)と,ゲームアーツディレクター土橋 将人氏にお話を伺うことができたので,その貴重な発言をお伝えしよう。
まず,ゲームの詳しい内容を聞くと,具体的な部分はまだ調整中としながらも,「意識しているのはサターン版。PS2版の「〜ブレイズ」は,ファンの方にとっては“?”と思う部分もあったと思うので。やはり,戦場のシリアスさが「ガングリフォン」のテイストですから」とのこと。
前作「〜ブレイズ」から今作の発表まで多少の間があるが,それについては「ゲームアーツとしては継続的にシリーズを出していきたかった。半面,やはり大事に育てたい想いも強くて,なかなか難しい部分もあった」(土橋)と,本シリーズに対する想い入れを感じさせるコメントであった。
気になるオンライン部分について突っ込んで聞いてみたものの「まだ発表はしません。うかつなことをいって,ファンのみなさんを混乱させてもいけませんからね」と,なかなかにガードが固い。このあたりは,素直に続報を待つことにしよう。
北米での発売は,今年の冬を予定。そして日本での発売についてはまだ未定とのことだが,「国内での発売も考慮に入れているし,そのための準備もしている」(山口)との力強い言葉が。「アメリカでは,メック系というとバタ臭いものがほとんどだが,そこに新風を吹き込みたい」(土橋)とも語るだけに,新たな「ガングリフォン」の姿を見るのが,ますます楽しみだ。
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