「ファンタシースターユニバース」とともに，E3・セガブース内で注目を集めたのが，「MATRIX　ONLINE」だ。会場では8台の試遊台と映像が出展されていたぞ。

　ゲームはまず街中から始まり，プレイヤーは“救世主”ばりの能力を持ったキャラとして，オンラインへダイブする。そして，街にいる敵と戦うことになるのだが，映画同様のカンフーアクション，ストップモーションなども可能で，さらにはビルを飛び越える能力さえも駆使して勝利を目指すのだ。

　また，素手だけでなくライフル，二丁拳銃，マシンガンなども使うことができ，1対1だけでなく多人数対多人数も可能なようだ。本編の目的は不明だが，おそらく次なる救世主となるべく戦いを続け，強大な力を持つキャラを倒していく……という風になるのではないか（あくまでも予想）。

　なお，セガブースではほかにもPS2用「どろろ」も出展されていた。開発進行度は80％だ。

　今回の試遊台では，百鬼丸，どろろ，ボス戦のモードをプレイすることが可能だった。取材班は「百鬼丸」モードでプレイ。

冒頭は川原で寝ている百鬼丸とどろろの元に，鈴を持った異形のモノがヒタヒタと寄り添う，ピーンと張り詰めた糸があるかのような緊張感に満ちたシーンから始まる……手塚治虫の異色作と言われる原作の雰囲気を見事に再現していた。

　また，今までベールに包まれた攻撃方法については，地上で斬るだけでなく，タメ攻撃や空中からの攻撃も可能となっていることが判明！　さらに，どろろも攻撃に参加し，異形のモノたちと戦うことになる。ムービー，ゲームシーンの出来ばえも良好なので，発売は秋ながら，開発は順調に進んでいると見ていいだろう。