ふたつのカートリッジ差込口（デュアルスロット）を有するNintendo DS。それぞれの差込口の位置は，本体手前にGBAカートリッジ用，本体を開いた状態での上端にNINTENDO DS用の新型メディア用のスロットが設けられている。

　上端のスロットは，Nintendo DS専用に開発された薄型カードメディア用のもの。大きさとしては切手大のコンパクトサイズながら，1ギガバイト以上の大容量にまで対応しているのが特徴だ。しかも，低価格かつ短期間で生産が可能とのことで，ゲームメディアとしても，かなり利便性が高いメディアとなっているようだ。

　そしてもう一方は，おなじみの形状のGBA用カートリッジ用スロット。GBA用ソフトを差し込むことで，そのすべてがプレイ可能という完全互換を実現。さらに驚くべきことに，このスロットにはGBAソフトだけでなく，DS用の周辺機器を増設することも可能だという。また，両方のスロットにGBAソフトとNintendo DSのソフトを同時に装着してゲームを楽しむといった新たな使い方もできるようだ。

　大容量をもって提供される新たな遊びと，これまでに培った豊富なゲーム資産。さらには，その両方を連動させる仕掛けも可能ということで，単純な“1＋1”では終わらない広がりが期待できそうだ。