■もはやなんでもありの闇鍋ACTが豪州からやってきた
■2004年5月14日更新
というわけで,Electronics Artsの「裏」隠し玉を紹介。E3のWest Hallのテクモブースの近くには「Austraria Games」というブースがある。ここはオーストラリアのゲーム開発会社が集まったブース。
オーストラリアにゲーム会社なんてあるの? という声もあるだろうが,アタリが現地法人を作る(代表作はグランプリチャレンジほか)など,日本ではあまり知られていないが多くのゲーム開発会社が活動している。
そこで大きく展示していたのがKrome Studiosの「Ty The Tasmanian Tiger 2」。前作はEAから発売され,100万本を出荷。なんと世界で一番売れたオーストラリア産のゲームになったらしい。いやー,EAの販売網ってすごいよね(笑)。
そんな人気ゲームの続編がいよいよ登場。「裏」隠し玉という理由は実はEAブースでの展示はなく,本ブースでのみの展示だから(笑)。ゲーム内容は,オーストラリアの自然を破壊しようとする悪者をTyがやっつけるという,オーストラリアの広大な大自然と原住生物をモチーフにしたプラットフォームアクションということなのだが……。
ちょっと待てーい!
何で,こんな設定でメックが出てくるんじゃい! しかも,敵巨大メックを倒すために秘密兵器を取るとスコープモードに画面が切り替わり,とどめをさすと日本のアニメのような誘導ミサイルのカットシーンが入るっていったい……。ある意味すげー!
ほかにもGTAのようなフリーローミングカーアクションのシーンがあったり,隠しモードでカートレースが遊べたりと,ごった煮,というよりは闇鍋的なゲーム内容に取材班も悶絶。こりゃ,日本のEAが存在を隠したくなるわけだ(ジョークですよ・念のため(笑))。
とはいえ,コアラの警官隊との戦闘を再現するなど,技術的にも高い水準を誇っているゲームで,個人的には発売を大いに期待したいタイトルだ。日本での発売は,といわれると,正直きついだろうけどね。
ほかにも同ブースではXbox Live対応のMMOアクションなども展示されていた。そんなわけで,日本もうかうかしてられない,という危機感を持ちつつEAブースに戻ります。
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