■「FFXII」キモはアクションのような戦闘にアリ!?
■2004年5月13日更新
E3会場でプレイ可能だった「FF XII」。E3取材班はPSPの速報を日本へ送ったあと,試遊台へとまっさきに向かった……!
ここでは,ブース内で得られた「基本操作」と「バトルシーン」の情報を中心に内容をお届けしよう。なお,本原稿は出展されたE3バージョンの「FF XII」内容を基にしたものであることをご了承いただきたい。
さて,E3で出展された「FFXII」は,遊べるパートが全6つの章立てとなっていた。
まず基本操作は,アナログスティックで移動,R3で視点変更が可能。視点はぐりぐりと動かすことができ,キャラクターよってはビハインド,トップビューのような視点で見下ろすことも可能だった。
さらに,トークができるキャラについては,そのキャラの頭の上にトークアイコンが表示され,このキャラクターの近くで□ボタンを押すことで話をすることができた。ドア,扉をあけるためにも□ボタンを使用する。
ではさっそく戦闘シーンについてご紹介……といく前に,まずは基本的な部分を押さえておきたい。というのも,今回の戦闘シーンは,移動シーンからシームレスな形で敵との戦闘へと流れるからだ。
敵の兵士が相手の場合,こちらを見かけると剣マークの付いたカーソルがこちらに飛びこんできて,アクションウインドウが表示。一気に戦闘シーンへとシームレスに移行する……といった流れを確認。今回の敵は,どうやら目に見える形で襲ってくるらしい。
そして注目の戦闘シーンについてであるが,まず敵を捕捉すると青いラインが自キャラと敵をつなぎ,画面左下のメニュー画面で「ATTACK」を選び,次にどのキャラを攻撃するかとターゲットを選択する(ちなみに,赤のラインは敵からの攻撃。緑は仲間に対するサポート,たとえば回復魔法など)。
すると攻撃が始まり,まだ敵がいる場合はメニュー画面に戻り再び「ATTACK」を選択……という流れを踏んでいる。赤いラインが自分につながったときは防御して凌ぎ,仲間に攻撃をさせる。また敵・味方ともに頭上にライフゲージが表示されているので,ライフが少ないものから仲間と協力して真っ先に倒しにかかる……などなど,アクションゲームっぽい戦闘が「FF」に組み込まれているのだ。
しかも移動と戦闘に関して画面が切り替わることはなく,本編では物語と戦闘がシームレスな形で展開する。プロデューサーである松野氏が手がけた「ベイグランドストーリー」に近い感覚だ。
これは完全に予測ではあるが,敵の増援時にはシームレスで敵が遠くから「ワー!」と襲ってくるシーンがあり,その間に他の場所へ移動したりといった,地形を利用したアクション要素が今後は出てくるのかもしれない。
さらには,次から次へと大量に敵が襲ってくるシーンがあり,RPGゲームではあり
えなかった無数の敵を一度に相手にする。もしくは,仲間を集めて多人数VS多人数といった戦闘が楽しめたりするのかも……(あくまでも予想デス)。
毎回,新作が出るごとに新たな挑戦をし続けている“FF”シリーズ。最新作「FF VII」も前作より大幅な変化を遂げ,数多くの挑戦が盛り込まれている。残念ながら発売日は伸びてしまったが,今回のE3によって期待がさらに膨らんだことは間違いない!
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