■日本は2005年!?「シェンムーオンライン」を鈴木裕氏が説明
■2004年9月24日更新
TGS初日の本日(9月24日),セガ/サミーブースのステージにおいて鈴木裕氏が「シェンムーオンライン」のカンファレンスを行った。
「シェンムーオンライン」は,セガと韓国のゲーム開発会社・JCエンタテインメントと共同開発している人数同時参加型アクションRPG。8月に中国で発表されて日本でも注目を集めている作品だ。
鈴木氏によれば,「(シェンムーは)中国を舞台にした物語なので,中国などで新作の期待が高かった」と,海外でまず発表されたことを説明。従来とは動きも綺麗さも格段に向上したデモ映像が流された後,「シェンムーオンライン」は「シェンムー2」の世界をベースにしていることも明らかに。
また,オンラインゲームとしたことについて,「もともとシェンムーはフィールドが広いし,1300人ものキャラを作った。MMORPGにぴったりだと判断した」(鈴木氏)からだという。
新情報も多数明らかされ,「シェンムーオンライン」では1980年代の香港から物語は中国全土へとプレイフィールドが広がっていくという,壮大な構想が検討されているという。追加でのアップデートでもかなりの世界が広がっていくようだ。またこの世界には3つのグループがあり,プレイヤーはそのうちの1つを選択してゲームに参加していくことになる。
「最大のポイントはバトル」(鈴木氏)で,通信でアクションを快適にプレイできるかが問題の1つだったというが,韓国のJCエンタテインメントらの技術でバトルも充実している。武器はもちろんのこと,気功を使った戦いなど,今までのMMOとはひと味違った要素が含まれているようだ。
会場では実機デモも行われ,女性キャラを操って中国の港(?)風の中を歩き回り,カフェに入ったりする動きに集まった報道陣も驚いていた。
最も注目したというバトルシーンは,残念ながら映像が流されたのみとなったが,バーチャも顔負けな派手なアクション,複雑な動きが繰り広げられていた。これがオンラインでほかのプレイヤーと戦えるとは……とその場にいただれもが感嘆のため息をついていたのが印象的だ。また,右下にはショートカットのためのアイコン風のボタンも用意されていたぞ。
ちなみにスクリーンでは,キョンシー風のエネミー(モンスター)も表示された……が,蜘蛛のような恐ろしいキャラは使うかは不明とのこと。
最後にJCエンタテインメントのキム氏,中国展開を担当するT2テクノロジーホールディングスのワン氏とともにがっちり握手した鈴木氏は,「(シェンムーオンライン)は,韓国では11月末にクローズドベータテストをスタート,中国では2005年の上海蟹が食べられる(寒いころ)前にはサービスを開始したい」と話した。さらに,注目の日本市場については「2005年中にできればいいなあ」とした。来年「シェンムー」の世界に,キミも参加できるかも!?
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