■岡本氏が「GENJI」を語る・桝田氏の華麗なデモプレイも!?
■2004年9月25日更新
映像による「GENJI」スタッフのコメントが流されるも,「え,イベント始まってるよなぁ」と不安になるくらいステージは閑散……それも岡本氏と桝田氏が登場したとたん,道行く人が足を止め,あっという間に人だかりが。さくまあきら氏の弟子つながりということで,桝田氏はゲストとして登場したようだ。
「実際に触ってみるとグラフィックだけでなく,動きそのものも雅を感じますね」と桝田氏が評したりしながら,簡単な作品紹介は始まる。すると,なんと「マリオすらやったことがないんですよ」と語る桝田氏が,デモプレイヤーとしてパッドを握ることに。
「このイベント前に軽く触っただけ」という桝田氏の操るキャラクターはというと……軽快そのもの。なぜか,ジャンプや防御したりするだけで,拍手喝采な会場。「ジャンプしただけですよ!?」と観客にノリノリで突っ込みつつ,岡本氏は誰にでも遊べ,かつやりごたえのあるゲームを目指していることをアピール。
「ここの敵は,まだ正式なものでなく,ちょっと難しいんですよ」(岡本氏)という敵もバッタバッタと薙ぎ倒してデモプレイヤーになりきっている桝田氏。プレイ中に「コレ面白いよ。アクションが下手な人でも面白い」と絶賛するほどだった。
と,ひとしきり作品の紹介が終わったあとは,なぜかクリエイターズトークが開始。
Q:お二人はフリーという立場でゲームを制作されていますが,それを選んだ理由は?
岡本:まず,日本のゲーム業界を元気にしたいという思いがありました。やはり,新しい物を作るには,新しい会社を立ち上げるしかないなと。
桝田:僕は最初からフリーですね。まぁ選択肢がなかっただけというか……会社を作ったのは税金対策です。社員は僕だけです。
Q:その部分で良い点,悪い点など教えてもらえますか?
岡本:本当に自分たちが作りたいゲームしか作らなくなりましたね。今回の「GENJI」だけでなく,他のラインも何本か走っていて,近い内に発表したいと思ってはいます。作るということに関して,誰も文句を言って来ないのはすごくいいです。とはいえ開発費を自分たちで用意しなくてはいけない辛い状況ではありますが(笑)。
桝田:自分がやったものに関して,自分が責任を取らなくてはならないのは面白いですね。
Q:クリエイターとしての喜びはどこにありますか?
岡本:いろいろありますよ。みんなが泣いてくれたとか……おまえのせいでこの業界に入ってきてしまったんだとかもありますが(笑)。
桝田:おもしろかった,と言われるのが一番かな。
Q:クリエイターとして一番嬉しかったことは?
岡本:最初に遊んだゲームが岡本さんのゲームでしたって言われたことですね。そいつは,一緒の会社にいるんですけど。これは,長いことやっているおかげですね。
桝田:お金が儲かったことかなぁ。お金が儲かるってことは,それだけ売れて,数字に出てるってことですしね。
とまだ話し足りない岡本氏を押さえつつトークは終了。最後はそれぞれ「あとは実際に遊んでみてください。となりのへたっぴなおじさんでもできるゲームですから」(岡本氏)とアピールしてイベントは幕を閉じた。
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