■稲船氏によるシャドウ・オブ・ローマ紹介イベント開催
■2004年9月24日更新
カプコンはTGS初日となる本日9月24日,同社ブースのステージにおいて,鬼武者やロックマンシリーズなどを手掛けたプロデューサー稲船敬二氏の最新作,PS2用「シャドウ・オブ・ローマ」の紹介を行った。
「シャドウ・オブ・ローマ」は,古代ローマ帝国を舞台にしたアクションゲームE3 2004にて発表が行われ,海外で注目を集めてから日本での発売も決まると言う珍しい“逆輸入”タイトル。
主人公は,アグリッパとオクタビアスの二人。ともに実際の歴史上の人物であり,ストーリーも史実をベースにしているが,本作はifの入ったフィクションだ。カエサル暗殺の濡れ衣をかけられた父親の無実を晴らすために,それぞれが行動していくことになる。
“力”の主人公であるアグリッパは,百人隊長として,また剣闘士としてとにかく敵を倒していく。軍隊としての戦闘から対人戦,チーム戦,対獣戦,またチャリオット(馬引き二輪戦車)でのレースなどで勝利を重ねるのだ。
戦闘時は両手に防具や武器を装備でき,剣と盾を構えるのはもちろん,二刀流も可能。さらに,相手の武器をはじき落としたり,切り落とした相手の腕をつかんで振り回したり,あるいは罠を利用したりと,自由度の高い闘いが楽しめる。
また,右下のゲージは,闘技場の観客のボルテージを示すもので,“魅せる”戦いを繰り広げるとたまっていき,ゲージがいっぱいになると客席から強力な武器が投げ入れられるなどボーナスもあるという。
一方の知恵の主人公”オクタビアス”では,ミッションクリア型の潜入アクションが楽しめる。目的を達成するために,敵施設などへ潜入。敵の目を盗んで,施設の奥へと進んでいく。
敵の背後から近寄って,花瓶で殴りつける,倒した相手の服装を奪って変装するといった従来にはないさまざまなアクションが可能。イベントでは,バナナの皮置いておき,敵を怒らせて突っ込んできたところを転倒させるなどと言ったデモ映像も紹介された。
稲船氏からは,「発売は,なんとか海外と同じような時期,今冬には出したいと思います。鬼武者とはまた一味違う面白さがあり,特に戦いの爽快感,頭を使ってストレスを溜めて一気に発散する気持ちよさを体感して欲しいです。今度も自信作です。ぜひ触って欲しい!」とコメントがあった。
映像を見る限り,その質感は非常に高く,厚みのある雰囲気がいい味を出している。まだプレイはできないが,TGSでは毎日13時からカプコンブースで紹介イベントが予定されている。会場に足を運べる人はぜひ確認してみよう!
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