■やり込みゲーマー注目作・桝田省治氏が“我が竜を語る”
■2004年9月25日更新
「この人いつもぶすっとしてて,つまらなそーに自分のゲームを語った挙げ句にステージを盛り下げるのがホントにお上手だから,みなさんのほうで適当に盛り上げて! 特に若い女の子の皆さん! 御協力をよろしくお願いします!」━━
━━と,このようにゲームに登場するキャラクターのメグ(CV:高山みなみ)に,好き放題いわれて登場したのが,スペシャルゲストの桝田氏。「桝田さーん,今日も若作り〜!」とまで言われ,司会者に「さんざんないわれようですね〜」と声をかけられると「いやぁ,あれは僕が原稿を書いたんですけどね」(桝田氏)と軽く仕込んだネタを披露して,イベントは本格スタート。
「我が竜を見よ」は,これまで「リンダキューブ」「俺の屍を越えていけ」など,独創的なゲームを生み出してきた桝田氏の最新作(SCEから10月28日発売予定)。精霊の暴走により,世界の崩壊に瀕した世界で生きる竜使いが主人公のゲームだ。竜を育て,その竜に乗って駆け巡り,竜とともに戦う。どこに桝田節があるのかなぁと興味津々で,ステージに集まった人々は,制作者自ら丁寧な解説を聞いていたぞ。
「たとえば,火が強くなると赤い色,水が強くなると青色になったりするわけです」(桝田氏)もちろん見た目の色だけでなく形そのものも大きく変わっていくのも,このゲームの特長だ。
実際にステージで見せてくれた竜で,力に特化したタイプと防御に徹したタイプでは,その形状が大きく変わっている。その変化自体も,ゲームを始めて1時間ほどで見られるという,かなりテンポよく実感できるもの。ある程度狙っていくこともできるので,自分ならではの竜を育てていくことができるのだ。
この変化の基となるのは,戦って得られた精霊を竜の餌とすることがメイン。つまり精霊が持つ力を取り入れ,能力を上昇させることができるのだ。ステージでは解説されなかったのだが,精霊によって能力は上がるのだが,基本的に上がる能力もあれば,下がる能力もあるということ。すべての能力を持ち合わせた万能の竜を育てることはできない,というわけ。
「自分が思う通りに育てればいい。特定の敵を倒すために育てるなど,目的を持って信じる強さを求めればいい」(桝田氏)と最後に語ってくれたように,とにかく遊べる作品となることは,間違いないだろう。
ステージ後には,桝田氏自らTGSのために用意された体験版を配付(SCEブース内で定期的に配付していた)。この体験版だけで8時間は余裕で遊べ,さらに作った竜のデータは製品版でも引き継げるという。ぜひ,じっくり遊んで作品の良さを体験してみよう。
・TGS 2004 特設ページ INDEX
・TGS 2004 ニュース一覧
・TGS 2004 最新ゲーム画面
・SOFTBANK GAMES INDEX
|